犬の犬種を10にグループ分け（JKC）【1G】牧羊犬・牧畜犬の基本情報！

JKCは国際畜犬連盟によって公認されている344犬種の中の198犬種を登録しています。

そして、この登録された犬種を生存目的や形態、
用途によって10のグループに分けています。
　

　

　

1Gには牧羊犬・牧畜犬が登録されています。

牧羊犬・牧畜犬とは一体何なのでしょうか。

　

　

また、牧羊犬・牧畜犬にはどのような犬が登録されているのでしょうか。

今回は1Gに登録されている牧羊犬・牧畜犬について説明します。

　

　

【1G】牧羊犬・牧畜犬とは何か

牧羊犬・牧畜犬とは、牧場で放牧している羊などの家畜の群れを見張ったり、
誘導したりするように訓練された作業犬のことです。

他にも盗難や他の動物からの捕食を阻止する働きもします。

　

　

牧羊犬・牧畜犬は大昔から働いており、
紀元前4300年前の地層からも牧羊犬・牧畜犬の骨が発見されています。

もともとは家畜を見張るための役割を担っていましたが、
次第に家畜の群れを誘導する役割も担うようになりました。

　

　

役割の拡大に伴い牧羊犬・牧畜犬に選ばれる犬も機敏な犬種になるようになりました。

牧羊犬・牧畜犬は最初、ペットとして飼われることはなく、
牧羊・牧畜での働きがほとんどでしたが、
近年ではペットとして飼われることも多くなっています。

では、牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬種にはどのような犬がいるのでしょうか。

　

　

【1G】牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬種

1グループに登録されている牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬種は30種あります。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークやウェルシュ・コーギー・カーディガンは
牧羊犬・牧畜犬の中でも比較的知名度が高く、知っている人も多い犬種です。

　

　

また、オールド・イングリッシュ・シープドッグなどのシープドッグも
牧羊犬・牧畜犬として有名です。

　

　

シープドッグは多くの毛で体が覆われており、
一見、牧羊犬・牧畜犬とは思えませんが、高い知能と屈強な肉体を持っているため、
ヨーロッパの牧羊犬の代表とも言われている犬種になっています。

　

　

他にもボーダー・コリーなどやオーストラリアン・シェパードなども
牧羊犬・牧畜犬に含まれています。

このように様々な犬種が牧羊犬・牧畜犬に登録されていますが、
牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬にはどのような特徴があるのでしょうか。

　

　

【1G】牧羊犬・牧畜犬の特徴

牧羊犬・牧畜犬に選ばれている犬種には特徴があります。

牧羊犬・牧畜犬は家畜の見張りや誘導が主な仕事なため高い知能が必要です。

　

　

なので、牧羊犬・牧畜犬に選ばれている犬種はどの犬種も高い知能を持っています。

また、狼など他の動物から家畜を守らなければならないため、強靭な肉体も必要です。

　

　

他にも家畜の群れを誘導する際に機敏に動かなければいけないため、
活発な性格の犬種が牧羊犬・牧畜犬に選ばれています。

牧羊犬・牧畜犬は役割により使い分けがされます。

　

　

他の動物から家畜を守ったり、
家畜を監視したりする役割を担う牧羊犬・牧畜犬には大型犬が選ばれます。

家畜の群れを誘導する役割を担う牧羊犬・牧畜犬は中型犬や小型犬が選ばれます。

　

　

このように役割によって牧羊犬や牧畜犬は使い分けられていますが、
近年では安全の管理技術も向上してきているため、
このような使い分けがされることが少なくなっています。

　

　

このような牧羊犬・牧畜犬の役割の変化が原因で、
現在では牧羊犬・牧畜犬として飼われてきた犬種もペットとして
飼われることが多くなっています。

日本でもシープドッグやコーギーなどは人気があります。

　

　

【1G】牧羊犬・牧畜犬のまとめ

　

　

JKCは1Gに牧羊犬・牧畜犬を登録しています。

牧羊犬・牧畜犬はずっと昔から牧羊、牧畜で使われています。

　

　

牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬種には日本でも有名でペットとして
飼われているコーギーやシープドッグのほかに、
シェパードやコリーといった犬種もいます。

　

　

これらの牧羊犬・牧畜犬に登録されている犬の特徴として、
高い知能を持っているということと、強靭な肉体を持っていること、
活発であることなどが挙げられます。

　

　

また他にも、毛が長い犬種が多いというような特徴もあります。

このような特徴が必要なのは家畜の群れを誘導する必要があり、
家畜を守らなければならないからです。

　

　

なので、家畜を守るための牧羊犬・牧畜犬と家畜の群れを誘導する
牧羊犬・牧畜犬は必要な能力によって役割が分けられています。

ですが、近年ではこのような役割分担をすることも少なくなりました。

　

　

その理由は安全の管理技術が向上してきたところにあります。

これまでは、牧羊犬・牧畜犬が担っていた仕事を機械に任せたり、
周囲の環境が変わったりしたので、
牧羊犬や牧畜犬に役割分担して家畜を守る必要がなくなったのです。

　

　

このような時代変化の背景があり、今では牧羊犬・牧畜犬として飼われていた犬も
ペットとして飼われることも少なくはありません。

　

　

日本でも、外国で牧羊犬・牧畜犬として飼われていた犬種を
ペットとして飼っている人は多くいます。

日本ではコーギーやシープドッグといった犬種がペットとして人気になっています。

　

　

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